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自分の納得出来る生き方、在り方を求めて思索し続け、省察と観察を続ける日々の雑感、随想を綴ります。
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「夢」と言っちゃったのですね^^;

「夢は正社員になること!」 民主党CMに疑問や「違和感」 : J-CASTニュース


2014/12/ 8 18:42

「夢は正社員になること!」――。2014年12月14日の衆院選投開票に合わせて民主党が制作したテレビCM「女性の味方編」が5日から放映され、注目を集めている。
働く女性や子育て中の母親に着目し、雇用の安定や育児支援などに取り組む姿勢をアピールしたものなのだが、有権者らからは疑問の声や違和感を指摘する声が少なくない。

夢は「安心して子育て」「お金貯めて彼氏と結婚」

CMは3人の女性が登場し、それぞれ希望を語る構成だ。1人目の女性はパソコン作業に打ち込む事務職とおぼしきOLで、「夢は、正社員になること!」とまぶしい笑顔で明かす。2人目は公園で息子と遊ぶ母親で、「安心して子育てをしたいです」と言う。3人目のカフェで働く女性は「お金を貯めて彼氏と結婚したいです」と満面の笑みを見せる。
そこで「一人ひとりを尊重し、共に生きる社会へ」「今こそ、流れを変える時」という力強いメッセージが流れ、最後は「民主党」の3文字が締める。
同時期から放映が始まった自民党や維新の党のCMには党首が出演しているに対し、民主党のテレビCMに海江田万里代表は出ていない。党首が力説するよりも悩める女性たちを描いたほうがイメージもわきやすく、親しみを持たれやすいと判断したのだろう。
なお、民主党はこの他にも「応援編」と題したCMを2タイプ制作し、ホームページなどで公開しているが、テレビ放映しているのは「女性の味方編」のみ。ターゲットが狭いにもかかわらず、テレビ用に選んだということはよほどの自信作なのだろうか。
ところが、ふたを開けてみると評価はいま一つのようだ。公開されるや否や、インターネット上には必ずしも好意的でない感想が続々と書き込まれた。特に目立つのが「夢は正社員」という部分へ疑問点を指摘するものだ。
正規雇用を希望してもなかなか叶わないという女性が少なくない現実をもってしても、党が正社員を「夢」として描くことには違和感があるようで、「何て小さい夢を国民に描かせてるんだよ...」「目標じゃなくて夢なのか...」といったコメントが数多く寄せられている。

重要なのは「待遇差別」の是正では?

また、非正規雇用の女性の中には自分の生活に合った働き方として自らパートや派遣といった形態を選んでいる女性もたくさんいるだろう。にもかかわらず正社員を「夢」として描き、それを叶えるために取り組んでいくとしている同CMは、多様な働き方という観点が抜け落ち、暗に非正規雇用を「下」「悪いもの」と見ているとも受け取られたようだ。
「今は働き方もシェアしようって流れで、夢は正社員って。ズレてる」
「正社員になることを夢に持たなければなれない社会じゃアカンよね。正社員か契約社員か選べねぇって事じゃん」
「正規雇用と非正規雇用の待遇差をなくす(同一労働同一賃金化)という方向で解決すべきじゃない?」
「正社員」と言うと、思い出すのは、サラリーマンの悲哀を描いた、と言われるこの歌です。


およげ! たいやきくん 子門真人 高画質版 - YouTube


同じテーマを歌った、と思われるこんな歌も在りますね。


奴隷天国 エレファントカシマシ - YouTube


エレファントカシマシ宮本浩次さんについては、私は最近まで、頭を掻き毟りながら喋る人、と云う事と、東京の赤羽出身のミュージシャン、と云う事位しか知らなかったのですが、こう云う歌を歌っておられたのですね。
この曲が収録されている同名タイトルの6thアルバム『奴隷天国』の発売時(1993年5月21日)のキャッチコピーは、「ここまで言われても、誰も怒らないんだろうなあ。」だったそうです。
この曲やパフォーマンスの意図がこのキャッチコピーに集約されているように思います。
20代の頃には、表現すればこんな風になるような思いを抱いていた(抱いている)人は多いんじゃないでしょうか。

それにしても、「あ~、やるぃにくい!」で終わる先の動画のような歌詞やパフォーマンスでは他人には分かり難い、と思ったのか、2001年07月08日の日比谷野音の動画では、分かり易さを心掛けたらしい歌詞やパフォーマンスになっています。


奴隷天国 - YouTube


話を民主党CMに戻すと、『およげ!たいやきくん』が発売された1975年には「毎日毎日焼かれて嫌になっちゃう鉄板」だった所が、『奴隷天国』が発売された1993年には「つらいつらい、オロオロオロ、と言い訳するしかばねどもの“奴隷天国”」になり、遂に今年2014年、皮肉としてではなく本当に「夢」と呼ばれる「夢の天国」になっちゃったんですね。
改めて思い返すと、長いようで短かった(と私が感じている^^;)40年の間に、人々の社会観は劇的に変化した、と思います。

因みに、エレファントカシマシの宮本浩次さんは、この歌を歌っていた人でもあるそうです。


はじめての僕デス - ニコニコ動画:GINZA



【オリジナル本命盤】はじめての僕デス 宮本浩次 - ニコニコ動画:GINZA


この「はじめての僕デス」は、1976年9月1日に発売され、10万枚のヒットになったそうで、私もよく覚えている歌です。

何はともあれ、40年と云うのは、個人にとっては短くても、社会や時代にとっては長い年月なんだなあ、と痛感します。

参考ページ

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