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自分の納得出来る生き方、在り方を求めて思索し続け、省察と観察を続ける日々の雑感、随想を綴ります。
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Raymondfranz.gif Wikipedia(英語)の記事レイモンド・フランズRaymond Franz氏が今年の6月2日に脳梗塞で亡くなった事を知りました。
レイモンド・フランズとは、かつてエホバの証人の最高中枢機関、統治体の一員でありながら破門(排斥)された経歴を持つ人物です。

※画像は、1980年に撮影されたレイモンド・フランズ氏の写真だそうです。出所はWikipediaです。

私は、「模索の道」の「レイモンド・フランズ『良心の危機』の読書感想」の「2005年11月25日(金)」の項にも書いたように、レイモンド・フランズ氏が、自分をどういう訳で「油そそがれた者」だと認識したのか、そう自覚した時何が起きたのか、を告白する事を期待していました。
「油そそがれた者」とは、エホバの証人の教えでは、一般のエホバの証人が地上で永遠に生きる希望を持っているのに対して、天で生きるように招かれているとされる人々を指しています。
神の聖霊によるというその招きを、彼らは、彼らだけに分かる方法で受けている、という事になっています。
統治体の成員は、(最近の事は知りませんが)全て「油そそがれた者」です。
統治体の一員だったレイモンド・フランズ氏もまた「油そそがれた者」でした。
現役のエホバの証人の中の「油そそがれた者」からは、この問いに対して、事実そのままではなく、結論ありきの脚色された答えしか聞く事が出来ないだろう、と思います。
それで、最早エホバの証人ではないレイモンド・フランズ氏が有りの儘を話してくれれば、と期待した訳です。

レイモンド・フランズ氏の著書『良心の危機―「エホバの証人」組織中枢での葛藤』には、別の「油そそがれた者」エドワード・ダンラップ氏のとても腑に落ちない経験が一つ書いてあるだけで、著者自身の経験については書いてありませんでした。
他の著書の記述や口頭の発言でその事に言及していれば、話題になっていただろう、と思いますが、私の知る限り、そういう事も有りませんでした。
という事は、レイモンド・フランズ氏は、この事については何も明らかにしないまま、亡くなってしまったのかも知れません。
そうだとすれば、とても残念です。

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